Podcasting Guide
備忘録もかねて、Lazy Holiday!のエピソードを公開するまでの流れを紹介します。
準備
まず、収録日を決めます。 Lazy Holiday!では、ライブからできるだけ間を空けずに、お互いの都合があう日で設定しています。
収録日が決まれば、共有ドキュメントに話したいトピックを書きこみます。 Googleドキュメントを使用していて、エピソードごとにタブを追加していっています。
準備はこれだけです。
収録
収録に使用している機材は以下のとおりです。
- ポータブルレコーダー: TASCAM DR-07XP
- ミニ三脚: Manfrotto MTPIXIMII-B
ポッドキャストの収録機材としては、かなりシンプルなほうだと思います。 Lazy Holiday!をはじめるにあたって、「とにかくやってみる」を重視したため、バンドのスタジオ練なんかで使っていたレコーダーをそのまま転用しました。 部屋の反響音が入る、話者ごとにトラックを分けて編集できないなど、品質面では劣りますが、まずは「つづける」ことを目標に手軽さを重視しています。
収録はオフラインで、場所は家のリビングダイニングです。 寝室のほうが部屋の反響は少ないかもしれませんが、ここでも品質よりもセットアップの手軽さを重視しています。
レコーダーは三脚にセットしてダイニングテーブルの上に置いています。 DR-07XPのマイクはA-B方式とX-Y方式を変更できますが、A-B方式にして左右のマイクが2人それぞれの口元に向くようにセットします。 そのため、2人はテーブルに対して180度対面ではなく、約90度の位置に座るかたちです。
収録をはじめる前に音の出る機器を止めます。 前述の共有ドキュメントのテンプレートに収録前チェックリストを用意してあり、そこにエアコンやスマホなどの機器をリストアップしています。
あとは録音開始ボタンを押して話すだけです。
編集
編集で使用しているツールは以下のとおりです。
Logic Proはもともと持っていて、10年以上趣味で使っています。 VEAはLazy Holiday!のために購入しました。 人の話し声に最適化して、ノイズや反響音を消したり、イコライザやコンプレッサーをかけたりしてくれるエフェクトツールです。 細かい調整はできませんが、手軽に大きな効果が得られるので気に入っています。
編集は、つぎのような流れで実施します。
- ステレオのオーディオファイルをスプリットして、左右それぞれを別のモノラルトラックにする
- 最終的にステレオで出力するので、ほんのちょっとだけパンを振っています
- 最初と最後の不要な部分をカットする
- 最初と最後が完全に無音になるように短いフェードイン・フェードアウトを設定しています
- それぞれのトラックをノーマライズする
- Logic Proの「リージョンのゲインをノーマライズ」からラウドネスをデフォルトの「-23.0 LUFS」にしています
- それぞれのトラックにVEAを挿入する
- パラメータは Clean 66.7%、Shape 50.0%、Boost 50.0% です
- Logic ProのMastering Assistantを設定する
- Auto EQはポッドキャスト用途では極端になってしまう印象なので20%くらいに下げています。あとはデフォルトです
- AAC 可変ビットレートの96 - 110 kbpsでバウンスする
- 互換性よりもデータ量あたりの音質重視です
公開
Lazy Holiday!はポッドキャストに特化したホスティングサービスを利用せず、Cloudflareを使って自前でホストしています。 音声データはCloudflare R2、RSSとWebページはCloudflare Pagesを利用しています。
公開までの流れは以下のようになります。
- Show Notesなどのエピソードのメタデータを用意する
- オーディオファイルにメタデータを書きこむ
- オーディオファイルをCloudflare R2にアップロードする
- RSSとWebページをデプロイする
オーディオファイルへのメタデータの書きこみとCloudflare R2へのアップロードは自作CLIツールで自動化しています。 mp4ametaというちょうどいいライブラリがあったので、Rustで書きました。
Webページの作成にはAstroを使用しています。 ポッドキャストのRSS生成には、Astro公式のRSSライブラリである@astrojs/rssを使用しました。
以上のようにして、エピソードを作成しています。